子どもが学校に行きたくないと言いだしたらどうしたらいいか
こんにちは、とみおと申します。
今回、 子どもが学校に行きたがらない・行かなくなってしまった。
そのような時、まず初めにどのような対応をしたらいいかを両親向けに紹介したいと思います。
子どもが学校に行かなくなったら不安ですよね。
- 急に行きたくないと言い出し、何とか行かせたが今後が心配。
- 行けない理由が分からない、いったいどうしてら行ってくれるの?
- 自分の子どもは不登校とは無縁だと思っていたのに。
- 学校に行かなければ進学も就職もできななくなってしまう。
- 義務教育を行かないことはありえない。
などと考えるがよぎるはずです。
ほとんど方が初めての事でしょうからどうしていいか分からないのは当然です。
私も中学3年間ほぼ不登校でした。
毎朝母親と行く行かないのケンカをよくしてました。
家に居づらい日々も過ごしました。
両親にもたくさん迷惑を掛けましたが高校・大学にも進学できました。
最初に子どもが学校に行きたくないと言い出したら驚くものです。何で行かないのかとイライラもしますよね。
どうしていいか分からないので最初はただ「とりあえず今日は学校に行きなさい!」と言うことしかできないと思います。
ですがたとえそれで行ったとしても、子どもの行けなくなっている原因の根本的な解決にはなってないのです。
子どもはおそらくまた行きたくないというでしょう。
今回は私の不登校の経験から両親がしてくれてよかったこと、もう少しこうしてほしかったことを踏まえ、子どもが不登校になってしまったら初めにどうしたらいいのかを紹介させていただきます。
この記事は子どもの目線で書いてしまいましたが、親からしたらめんどくさいしイライラすると思う方もいるかもしれません。
ですがこのような状況に陥ったら、子どもが最初に頼れるのは親であるあなたしかいないのです。
どうか子どものために最後まで読んでいただきたいです。
無理に行かせない
子どもが不登校になる大まかな原因は
- 友人とのトラブル
- 教師が嫌い
- いじめ
- 家庭の問題
- 成績不振
- なんとなく行きたくない
など様々です。
いじめがある場合は子どもを守るために絶対に行かせない方がいいです。
その場合はすぐ休ませ学校に相談しましょう。
他は上記のような原因で、現在あなたの子は学校に行くという気力と自信がなくなってしまい、行きたくても行けない状態です。
行けるようになるには少し充電期間が必要なのです。無理に行かせず休ませてください。
行けなくて苦しんでいるのは子ども自身です。
そしてこの苦しみを1番分かってほしいのは親のあなたなのです。
ここであなたが無理に「学校に行け!」と言えば、精神的に追い込むだけでなく、1番理解をしてほしい親のあなたに言われたことで、ふさぎ込んで何も話してくれなくなってしまう可能性もあります。
私も親に理解してほしかったですが、「出席日数が足りなくて進学できなくなるから行きなさい!」と言われてひどく落ち込みました。
最初はいきなりのことなのでつい「行きなさい!」と言ってしまうかもしれませんが、あなたへのSOSのサインでもあるのです。
「ちょっと疲れたのかな?今日はゆっくり休みな。」
このひとことで軽くなるものです。
ひとまず休ませて様子を見てください。
行けない理由を問い詰めない
休ませたけど、このままではいけないから何とか原因を突き止めて解決しなければ!
と思い、理由を話すまで「どうして行かないの?」「何か嫌なことがあった?」など聞こうとするかもしれませんが、これは逆効果です。
どうして?なんで?と言われると本当につらいんです。
自分の中でも整理できていないのに心の傷をほじくり返されている状態です。
この状況で聞かれ続けられたら誰でも嫌になると思います。
それがきっかけで引きこもりになる可能性もあります。
話せるようになるには時間がかかります。
まず最初に行きたくないと言ったら「何かあったの?」とだけ優しく聞いてみてください。
これで理由を話してくれたら聞いてあげましょう。その時も話した内容に対し相槌を打つ程度にし、こちらからの質問をあまりしない方がいいです。
話してくれたら「よく話してくれたね。今はゆっくり休んでいいからね。」と言ってあげてください。
子どもはなんだかんだ親に心配をかけたくないので、あなたに話すことはとても勇気がいることなのです。
原因がはっきりしているものであれば理由を話してくれるかもしれませんが、私が会ってきた不登校経験者の中で私も含め、以外に多かったのが「なんとなく行きたくない」です。
理由もないのに行きたくなくなることなんてあるの?ただサボりたいだけじゃないの?
と思うかもしれませんが、これは小さな原因が積み重なったものだと言えます。
- 友達ともめた。
- 嫌なことを言われた。
- 授業についていけない。
- 宿題が終わらない。
- テストの点が下がった。
- 教師に怒られた。
- 部活の練習がきつい。
1つ1つは小さな問題でも、これが何個も溜まってしまうと気力が無くなったりして学校に行けなくなります。
これらの原因は本人にも分からないことも多く、体の方が先に行くことを拒否するのです。
「そんなことで?」と思う理由もあるかもしれませんが、子どもは大人より狭い世界で生きてきたので精神もまだまだ未熟です。
些細な ことで傷ついてしまうものです。
私もこのような原因の積み重なりで行かなくなりました。
当初は自分でもなぜ行きたくないか分かりませんでした。
朝は気が重くなりよくお腹を下してました。
しばらくたって考えるとこれらが積み重なったものなんだと分かりました。
ですので、理由を話さなかった場合はまだ自分自身で整理ができてない状態です。子供の考えがまとまるまで問い詰めることはしないでください。
家は居てもいい場所だと安心感を与える
不登校になると家に居づらくなるものです。
- 平日に他の人は学校に行っているのに自分は家に居てはいけないんじゃ…
- このまま居たら親やほかの家族に何か言われるんじゃないか...
- これからどうしたらいいのだろう…
などと子どもは不安になるはずです。
どこにも出かけなければ家にいる時間が自然と多くなります。
「ここはあなたの家だから居てもいいんだよ。何があっても大丈夫だよ。」
ということを伝えてください。
私も行っていなかったとき、親も学校には行ってほしいんだろうな。
だから家に居ずらいなとずっと思っていました。
居場所があると分かるだけで安心します。
問い詰めてばかりだと家にも居たくなくなり、家族を避け、引きこもってしまう原因になります。
しばらく家では学校関係の話を避け、子どもの趣味の話、夕飯、Youtube、テレビ、ゲーム、などの日常会話をするようにしてあげてください。
まとめ
- 学校に行きたくないと言ったら子どもからのSOS!無理に行かせない。
- 心の傷をほじくり返すだけなので行かない理由は問い詰めない。
- 学校に行かないと家に居づらいもの。居場所が無いと思われないよう安心できる場所に 。
親も人間なのでイライラすることもあります。
初めはつい感情的に怒ってもしまうでしょう。
ですが問題は何も解決しないです。
最初は怒りたい気持ちを抑え、どうか子どもに寄り添ってください。
子どもが1番頼れるのは親のあなたです。