連休明けに子どもが学校へ行きたくない理由
こんにちは、とみおです。
今回は連休明けに子どもが学校に行きたくなくなるのはどうしてかという事について書いていきたいと思います。
夏休みや連休明けは誰でも仕事や学校に行きたくないですよね?特に学生のうちは夏休みなどは長いので嫌になるのは当たり前のことだと思います。
不登校は長期休み後増加傾向にあります。
私も夏休み明けに不登校になりました。その経験から長期休み後に行きたくなくなる理由と対応策を書いていきたいと思います。
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習慣が崩れる
習慣が崩れることが長期休み後に休んでしまう一番の原因です。
休み前までに感じていた不満などが大きくなってしまい行けなくなります。学校に行くのは今まで習慣だったので行くことに対してハードルが低くなっていました。
しかし、長期休みに入ると登校する必要がないので、朝はいつもの時間に起きなくていいので、夜更かしなどで生活リズムが悪くなっていきます。
月曜に行きたくないのも同じ理由で、土日で習慣が途切れるからです。ですが、2日程度ではそこまで崩れるわけではないので何とか通うことができたりもします。
また勉強が好きな子どもはそういないので、ほとんどの子は授業がないからと勉強する時間が短くなり、その時間がゲーム、テレビ、スマホ、マンガなどに変わってしまいます。
そうなるといざ学校が始まった時に勉強以外の事をしていた時間に授業となり嫌になってしまいます。
休み前から不満があった
習慣が崩れたことに加え、休み前から抱えていた問題に対応する力が失われたことも一因です。
- 人間関係がうまくいっていない
- 勉強についていけない
このような理由から長期休み前に学校に対して何かしらの不満があったのだと思います。休みに入ってしまえばこれらの悩みは考えなくていいので気にならなくなります。ですが、いざ学校が始まるときになって再燃し、今までは対応できていた力が長期休みによって失われてしまったのです。
私も夏休み明けに学校に行けなくなりました。夏休み前にも週に1日程度休んでましたが、長期休みというゴールが見えていたのでなんとか通えていました。しかし、休み後の事は一切考えていなかったのでいざ始まるというときに、またあの嫌なところに行かなければ行けないのかと思うと嫌になって不登校になりました。
どうしたらいいのか
- 始まる前から生活リズムを整える
- 逃げ道を作る
長期休み明けは生活リズムが変わってしまい元に戻すのに時間がかかってしまいます。なので始まる一週間前くらいから元の時間に起床させるなどが効果的です。
行くことにハードルを下げてあげましょう。毎日休みだったのにいきなり行けと言われると嫌になります。まずは可能であれば1週間くらい前から起床時間や就寝時間を登校日と同じようにしてみるといいです。そうすればまずは朝起きるというハードルが下がります。
また逃げ道を作ってあげましょう。
- 遅刻や早退を認める
- 嫌になったら休んでもいい
このような逃げ道があると失敗した時の保険があるので気持ちが少し軽くなります。なので嫌になったら遅刻や早退、週に2日程度は休んでもいいなど決めるといいと思います。
私が不登校になったとき、欲しかったひとことは
「頑張って行ってみよう」ではなく、「無理だったら休んでもいいよ」という言葉です。
当時は学校に行かなければならないというプレッシャーと戦っていました。周りからは頑張れと言われ、もしもダメだった時にはもう終わりだと自分を限界まで追い込んでしまいました。結局行けなくなり、しばらくは何もする気が起きなかったです。
もしもこの時に「無理なら休んでもいい」と言われていたらもっと気持ちが軽くなっ
て落ち込みことはなかったかなと思います。
最後に
昨今は新型コロナウイルスの影響で夏休み以上の長期休みになってしまったはずです。これによりいつも以上に行きたくないという子どもが増えているのではないかと思います。
例年よりは短いでしょうが、まだこれから夏休みもやってきます。2020年は特に注意が必要です。
不登校は親のせいではない理由
こんにちは、とみおです。
子どもが急に不登校になったら育て方を間違えてしまったのではないかと考えてしまったことありませんか?ですがほとんどの場合は親のせいではありません。
なぜなら不登校になってしまう原因のほとんどは学校にあり、どんな子でもなってしまう可能性があるからです。
そこで今回は子どもが不登校になるのは親のせいではないという事を紹介していきたいと思います。
不登校の原因はほとんどが学校にある
不登校のほとんどの原因は学校にあります。
- いじめ
- 陰口
- 成績不振
- ケンカ
- 教師が嫌い
これらが原因で学校に行くのが嫌になったり無気力になってしまいます。なのでいくら気を付けても残念ながら不登校になるときはなってしまいます。
逆に親や家庭環境のせいでなることは
- 虐待
- 家庭環境の変化
- 過度なプレッシャー
虐待は説明しなくても理解していただけるでしょう。
家庭環境の変化は両親の離婚や転勤になどによって生活が著しく変わってしまうことで不登校になってしまいます。人間は環境の変化に強いストレスを感じてしまうのです。
過度なプレッシャーとは、いい成績を取るように厳しく言ったりすることです。子どもは期待に応えようとしますが親が満足してくれなかったり、認めてくれないと不登校になってしまうことがあります。
親が悪化させてしまうことはある
ほとんどの場合は不登校は親のせいではありません。しかい親が不登校を悪化させてしまうことはあります。
それは間違った対応をしてしまうことです。
例えば
- 無理やり学校へ行かせようとする
- 感情的に怒る
- 行かない理由を問い詰める
このようなことをしてしまうと子どもは親のことを信用できなくなり、話し合いができない状況になってしまいます。話し合いができないとお互いの考えが理解できずにぶつかり、引きこもってしまったり家の雰囲気が悪くなったりしてしまいます。
不登校の経験が無い人がほとんどでしょうから最初は間違った対応をしてしまうのは仕方ないです。しかし、いつまでもそのままの対応だと悪化していく一方なのです。
もっと詳しくやってはいけない対応を私の過去のブログに書いています。参考にしてみてください。
子どもは親に心配をかけたくない
ほとんどの子どもは親に心配をかけたくないと思っています。
なので普段から何でも話せる間柄でないと親に悩みを相談しづらいです。特にこれまで問題なく通っていた子どもだとなおさらだと思います。結局話せないまま1人で抱え込み気づけば学校に行けなくなってしまいます。
「なぜ不登校になる前に早く言ってくれなかったのだろう」と思うかもしれませんが、親に心配をかけたくないので言いだせなかったりがほとんどです。
何か明らかに最近は様子がおかしいと言えることがない限りは気づくのは難しいと思います。早く気づいてあげられればと後悔するかもしれませんが
これは親のせいではなく、心配をかけまいとする子どもの優しさです。
行けなくなっても親への罪悪感は必ず感じています。先生などへの対応など申し訳なく思っており、迷惑をかけている自分を責めていることも多いです。
難しいかもしれませんが、親が問題ないようにふるまってくれると気持ちが軽くなると思います。
私も親へ心配をかけたくなかったので、相談することはなかったです。しかしあるとき急に学校へ行く気が無くなり、不登校になりました。
いつも家に居るときは申し訳なく思っていました。両親は最初こそうるさくいってきましたが、ある時から何事もなかったかのようにふるまってくれました。同時に申し訳ない気持ちもありました。
最後に
不登校はほとんど学校でのことが原因で起こりえます。子どもの育て方を間違えたのではないかと悩まないでください。
子どもは親のことを一番頼りにしています。不登校を受け入れて解決できるようにサポートしていきましょう。
不登校が勉強しない理由5選
こんにちは、とみおです。
今回は不登校がなぜ勉強しないかについて書いていきたいと思います。
子どもが不登校になり家に居てもスマホやゲームばかりで勉強していないなんてことありますよね?イライラしてしまうでしょう。
不登校になってしまうと勉強の習慣がない子どもはやらなくなると思います。私も家でやる習慣は無かったです。成績は中の上くらいでしたが、びっくりするくらい分からなくなりました。
そんな経験から今回は不登校が勉強をしない理由とどうしたらやるようになるか紹介していきたいと思います。
不登校がなぜ勉強しないか
- 授業がないからやらない
- 目標がない
- やり方が分からないから続かない
- 成功体験がない
- 他に誘惑がある
主にこの5つが考えられます。
それぞれ解説していきたいと思います。
授業がないからやらない
当たり前ですが、学校に通っていれば嫌でも勉強する環境ができています。しかし不登校になると習慣がない限りは自発的にやるのは難しいはずです。勉強を好きだと思う子どもは少ないと思います。
そもそも勉強は好きでない人が多いと思います。理由は学校などの環境に勉強を強制的にやらされていたからです。人間は自分の意思でやらないとその物事を嫌いになりやすいです。
ですが、学校=勉強するところだと思っているでしょうし、周りの人もみんなやっている当たり前のことなので疑問に思わず好きでなくてもやっているのです。
そこから解放されたらわざわざ好きでもないことはやらないはずです。
目標がない
目標がないと何のために勉強するのか分かりません。
例えば、
- 行きたい学校ができた
- 取りたい資格ができた
- 将来やりたい事を見つけた
このようなことなら、その分野の勉強は何が必要かはっきりしています。また明確な目標があるので本当にやりたければ頑張れるはずです。
ですが、本当に見つけられる子は少ないです。大人になってもやりたいことがない人だっています。やりたいことも分からないのに続けることに意味を見い出せないと必要性が分からず、続けることが難しいのです。
やり方が分からないから続かない
これが結構多い理由です。
不登校になると少なからず勉強の遅れは気にしているはずです。なので教科書を開いて読んで見たり、問題集を開いてやってみたりします。ですが教えてくれる人がいないといくら考えても分からないです。そうすると結局やっても分からないから投げ出してしまいます。
学校に行っていれば先生や友達に分からない箇所を聞けばすぐ教えてくれるでしょう。ですが自分で手探りでやっていくとつまずいてもすぐ投げ出してしまいます。
私もそうでしたが、勉強しようと教科書を開いても進むほど自力ではできないです。なのでいくら考えても分からないので投げ出し、できないまま時間だけが流れていきます。
成功体験がない
何事も上手くいったり褒められたりしないと続けることが苦になってきます。このような体験が今まで無かったのではないかと思います。
- テストの点数がいつも低い
- 成績が悪い
- 授業で当てられても答えられなかった
このような理由から過去に上手く言った例がなく、苦手意識がついているかもしれません。
改善しようと思っても苦手意識があるとなかなか続かないので、勉強が嫌いになっていく悪循環になります。
他に誘惑がある
勉強より楽しいと思える誘惑はたくさんあります。
- スマホ
- 動画
- ゲーム
- マンガ
- テレビ
勉強はやっていても楽しくないですが、これらのことは時間を忘れるくらい没頭できます。
また勉強に集中していてもスマホなどが目に入ると気になって少しだけ操作するつもりが気づけば1時間以上やってしまうこともあります。勉強中も少し躓くとこれらのことを考えてしまい集中できずに続かないのです。
勉強してもらうには
塾や家庭教師など勉強の環境を整えるのはいいと思いますが、
結局のところ本人が自発的にやろうと思えない限り勉強は続きません。
周りがいくら環境を用意しても無駄に終わります。
やはり一番続けられるのは
興味や目標を作ってあげることです。
興味や目標ができるとモチベーションも上がり、多少苦な事でも続けられます。そのためには子どもに行動をしてもらうことが必要になります。
行動してもらうには以下4つが大事になります。
- 禁止しない
- 強制しない
- 行動がとれるよう誘導する
- 肯定する
詳しくは私が過去に書いた以下のブログで紹介していますので参考にしてみてください。
私は高校受験の際、入りたい高校があったので勉強を始めました。それまではやはり勉強は好きではなかったですが塾にも通わせてもらい、続けることができました。私は高校に入るのが目標でしたが、もっと夢がはっきりしていればなおモチベーションが上がると思います。
また、子どもが勉強を始めるのに困ったらこちらも過去に紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
最後に
学校復帰が難しくなるのは勉強の遅れも大きく関係しています。ですが学校に行かないと勉強からはどうしても遠ざかってしまいます。
子ども本人も危機感は持っているはずです。しかし不登校になったばかりだとなかなか気持ちが勉強に向かないことが多いです。
不登校になって元気が戻ってきたら勉強や将来のことについて話し合ってみてください。
不登校が安心して過ごせる居場所とは?
こんにちは、とみおです。
今回は不登校の居場所作りの大切さについて書いていきたいと思います。
なぜ居場所がいるかというと不登校になってしまうと、自分のことを追い込んでしまいがちになり、心に余裕がないので回復させてあげることが必要です。そのため安心して休める場所が必要になります。
しかし不登校になってしまうと以下の理由などから家に居づらくなってしまいます。
- 家族になにか言われる不安
- 学校に行けない罪悪感
- 両親に迷惑をかけている
1番大きいのは家族の存在です。なにか言われる、言われなくても自分のことをよく思ってないのではないかなど考えてしまいます。
私も最初は親と喧嘩したりして居づらかったです。それから親は行きたくなったら行けばいいのスタンスを取ってくれましたが、それでも何を考えているのか分からなくて居づらかったです。
安心できる居場所とは
- 不登校への理解がある
- 自分を攻撃する人がいない
- 自分の事を肯定してくれる
不登校への理解がないと嫌なことを言われたりやらされたりするのではないかと思ってしまいます。まずは不登校に理解を示し、「何が合ってもここにいれば大丈夫」という事を伝え安心させましょう。
そしてこれは誰でもそうですが、自分のことを攻撃してくる人がいる場所は嫌です。ましてや、不登校はいじめや嫌なことを言われたことがある子も少なくありません。心も弱っていることも多いのでなおさら厳しいものがあります。なので「なんで行かないの?」「理由は?」「そんなことで行かないの」このように言われるだけで嫌なはずです。
また不登校の子は自分のことを最初はあまり好きになれないと思います。やはり周りと比べてしまいがちです。なぜ自分だけ行けないのかなどと悩んでしまうでしょう。そんな時必要なのは自分を肯定や必要としてくれる場だと思います。「あなたは今のままでいい」こんなひとことだけでも救われます。
私は居場所に恵まれていたかなと思います。最初こそ自宅には居づらかったですが、徐々に理解してもらえた様で兄弟以外は何も言ってこず、安心できる場所になりました。その他に適応指導教室なども居場所があり、不登校を前向きに捉えられたと思います。
外にも居場所ができると良い
最初は家を居場所にしてほしいです。というかそれ以外選択肢がないかと思います。家は夜になったら最終的に戻る場所だからです。なので、不登校になってしまったら学校の話や問い詰めたりすると攻撃しているように感じるので居づらいと感じてしまいます。
ある程度元気になってきたのなら次は家の外に作れたらいいです。フリースクールや適応指導教室、図書館、習い事の教室、お気に入りのお店などなんでもいいです。とにかく家以外の場所で安心できることがあるといいでしょう。
なぜ外に居場所があるといいかと言うと
- 家に居ると家族としか会わない
- 体力が落ちてしまう
- いろいろと考え込んでしまう
家の中にだけいると家族としか会わず、他の人に会う機会がなかなかないです。またやることがないとどうしても考え込んでしまい、気持ちが暗くなってしまいます。
外の世界でさまざまな人に触れることで思いがけない話や出会いがあります。フリースクールや適応指導教室に行けば友人ができいるかもしれませんし、出かけたところで興味が出る事が見つかるかもしれません。
私は家に居た時はもう人生終わったと本当に思っていました。しかし適応指導教室に通って友人もでき、相談員の方に出会って「学校だけが全てじゃないよ」と言われてから気持ちが前向きに変わりました。
ただし、無理やり引っ張り出したりするのは絶対にやらないでください。あくまでも子ども自信が外に出たがらないとダメなのでその手助けをしてください。
買い物に行くとき誘ってみたり、近所などは知り合いに会うかもしれないと思っているので、休日に少し遠くに出かけないか聞いてみたりして外に出るきっかけを作ってあげてください。
最後に
不登校になってしまうと家に居づらくなったり、他の人に会うかもしれないので外に出られなくなったりしてしまいます。常に誰かの目を気にしており安心できない状況です。
まずは何が合っても家に居ていいという事を伝えてください。そのひとことで安心できるはずです。
子どもが行動してくれるかもしれない4つの方法
こんにちは、とみおです。
不登校になってしまうと家に居て何もやらないので将来が気になってしまうのではないでしょうか?元気が出てくると家で暇になってきます。ですがゲームやスマホばかりで勉強もせず言うことも聞いてくれないなんてこともあるでしょう。
私もそうでしたが
そこで今回は不登校を行動に移させる方法について紹介していきたいと思います。
禁止しない
ゲームにスマホ、PCなど学校に行かず勉強もしないでやっていたらイライラしてしまうのではないでしょうか?なので使用に制限や禁止をかけたりしたくなると思います。
ですがこれは逆効果です。
人間は禁止されるほど逆にやりたくなってしまうのです。勉強してほしいと思うでしょうが、他のことを禁止したからと言って勉強をするとは思えません。あえて禁止するのではなく、気の済むまで遊ばせた方が逆にやる時間は少なくなるでしょう。
また、スマホやパソコンはインターネットと繋がっているのでさまざま情報を知ることができます。両親には話せない悩みや、興味のあることなどを調べられます。禁止や制限をかけてしまうと自分で情報を調べられないので可能性を狭めてしまいます。
強制しない
- 自分の意思で選択しないと続かない
- 反抗心がわいてくる
誰でも両親などから勉強しなさい、家事を手伝いなさいなどと言われたことありますよね。そうすると何故かむっとして反抗心からやる気が無くなった経験ありませんか?
これはなぜかというと、
他人に決められたことで自分の意思で選択したわけではないからです。
不登校に限らず、人間は自分で行動したと思わないと良い気がしません。なのでテキストなどを子どもに買ってきて、「これをやりなさい」と言っても反抗心がわいてやらないでしょう。
ではどうしたらやるかというと、
自分で選択したと思うことです。
自分で決めたことは頑張ろうという気になり、続けられます。
例えば、どうしても歌手になりくて売れるまでバイトをしながら路上ライブなど地道にやり、やっと売れたという人がいます。この人は自分でなりたいから頑張れたわけで、これが他人に「お前は絶対歌手になれ!」と言われてやっていたら途中で挫折してたと思います。
自分で選んだことでなければ、最初はできるかもしれませんが苦痛で長くは続けられないです。
行動をとるよう誘導する
- 自分で選択をしたと思わせる
- 子どものためにやった事と思わせない
- やりたくなったらやってと言うのも効果的
子どもにどうしたら思ったとおり行動してもらえるか、それは行動をとれるように誘導することです。
言い方を変えると、
自分で選択したと思わせることです。
うまくいけば子どもは行動してくれるかもしれません。
どうすればいいかというと、強制やおすすめをせず意識させればいいのです。
例えば運動させたいのなら運動器具を買ってリビングなど目の付くところに置きます。そして両親が「私が使おうと思って買った」と言いましょう。子どものために買ったわけではないと言うことが重要です。両親がその器具で運動しているところを見せたりしてください。すると自分もやってみたくなるはずです。
子どものために買ったと言ってしまうと、前述した強制になってしまうのでやってはくれないでしょう。ですがこのような方法なら親が使うものを自ら借りてやったと言うことなので自分の意思で選択したことになります。
他人が楽しそうにやっているとうらやましくなりませんか?人間は自分が持ってないものを見るとうらやましくなったり気になったりしてしまいます。
もう一つ有効なのは、
本や勉強のためのテキストを買い、「やりたくないならやらなくていい。もしやる気が出たらやってみて」と言うことです。
この場合最初は強制されているようでやらないかと思います。しかし勉強などは休んでいると遅れが気になってくるのでそのうち始めるかもしれません。これは自分の意思でまずいと思ったら始められるので効果的です。
私はこの方法で父親が何冊か買ってきた本を読みました。「気が向いたら読んでみて」と言われ、最初は読むのめんどくさいからいらないと思っていましたが、やることが無かったりして何かしなければと思い、気付けば読みだしていました。
肯定する
子どもの全てを肯定しましょう。応援されたり肯定された方が頑張ろうと思えるはずで
す。習い事したいと言い出したら経済的に余裕があればやらせてみるといいですし、とにかく否定することはやめてください。
何か新しいことを始めたいと子どもが言ってきたら「これを続けるのは大変だ」、「たくさんやらないとダメだ」こんなことを言われると新しいことを始めたくても否定されてしまうので言い出せなかったり何言っても無駄だと思い、探すこと自体をやめてしまうかもしれません。
子どもがそれを伝えると言うことは、そのような事を言ってほしいのではなく、ただ肯定や応援をしてほしいのです。否定的な言葉をかけるのではなく、背中を押してあげてください。
それに目標ができれば何でも続けられるはずです。勉強が必要になれば始めることだってあるでしょう。家に居て何もしないよりかは間違いなくいい方向に進むはずです。
最後に
親が口うるさく言うとやってほしいことと逆効果になってしまうことが多いです。子どもに行動を促すのではなくうまく誘導してあげましょう。
両親が「こうしなさい・ああしなさい」というと反抗期の時期だとなおさら逆のことをしたくなります。禁止や強制ををしないと子どもからも両親と深い話しもできるでしょう。
そして何も言わなくても子どもはどこかで悪いなと感じており、変わろうと必ず思っています。
不登校を経験した私が伝える!やってはいけない対応5選
こんにちは、とみおです。
ある日突然子どもが不登校になってしまったら、どう対応していいか分からないのではないのではないでしょうか?
最初は訳が分からずとにかく行かせようとすると思います。
ですが、間違った対応をしてしまうと親と子ども間でコミュニケーションが取れず溝ができてしまいます。親と子どもでコミュニケーションが取れないと考えにすれ違いが生じてしまい復帰は難しいでしょう。それどころか自体はどんどん悪化していくかもしれません。
私も不登校の時に両親と溝ができてしまい、なかなか考えを伝えられず苦労しました。自分ではこう思うけど親に言っても理解されないだろうと若干あきらめてました。
このように両親と溝ができてしまうと親子で話すと言い合いになり解決の道が見えなくなってしまいます。
そこで今回は私の不登校の経験からやってはいけない対応を5つ紹介したいと思います。
やってはいけない対応
やってはいけない対応は下記の5つです。
- 無理に行かせない
- 問い詰めない
- 怒らない
- 励まさない
- 学校の話をしない
それぞれ解説したいと思います。
無理に行かせない
最初は親としても動揺して無理に行かせてしまうかもしれません。学校に行きたくないと言い出すのは、理由も分からず突然やってきたりします。急に言い出すとただ「行きなさい」としか言えないでしょう。
ですが無理に行かせても、子どもが行きたくない理由の根本的な解決にはならないでしょう。行きたくないのは親へのSOSです。
苦しんでいて助けてほしい、それでも学校に行けと言われたら誰も頼る人がおらず、一人で抱え込んでしまいます。最悪なのは自殺まで追い込まれてしまうことです。まずは休ませて子どもの安全を確保しましょう。
問い詰めない
不登校になる理由は様々です。
- いじめ
- 人間関係
- 成績不振
- 家庭環境
- 無気力
理由がはっきりしているならいいですが、結構多いのが無気力です。これは上記のような要因が少しずつ積み重なり無気力になってしまいます。本人も理由が分からない事がほとんどです。ですので「何で行きたくないの?」と聞いても分からないと言われたり、答えてくれなかったりするでしょう。
両親や他の人に話すことはとても勇気がいります。心配をかけたり問題が人間関係だとあまり探りを入れられたくないものです。
理由も分からず学校に行かないことに納得できないはずです。気持ちは分かりますが、問い詰めずに子どもから話してくるのを待ちましょう。
怒らない
不登校になるとこんなことでイライラしてしまうと思います。
- 学校に行かない
- 朝起きようとしない
- 家に居ても何もしない
- 勉強しない
- ゲームやスマホばかりやっている
- 何も話してくれない
家で元気そうにしていたら怒りたくなる気持ちはわかります。問題ないなら学校に行ってほしいと思うでしょう。ですが、不登校や休みがちになるということは心が弱っています。
あなたにこの苦しみを理解してもらい、休むことを許してほしいのです。
親と子どもでケンカになってしまうのが良くないです。子どもは自分はどうしたいなどの考えを両親に言ったら、また怒られたり否定されるのではないかと思い、言いにくくなってしまいます。
怒りっぽい人と優しい人だったら後者の方が話しやすいでしょう。人間は誰でも考えを否定するかもしれない人とは付き合いたくないはずです。
解決には両親と子どもが自分の考えを言いやすい関係が大切になります。最初はイライラしてしまうかと思いますが、怒るのではなく子どもに寄り添ってください。
励まさない
「頑張れ」や「あなたならできる」など何とか励まして行かせようとすると思います。しかしこれはただ辛いだけで逆効果です。なぜなら子どもはすでに頑張っています。励ましではなく助けがほしいのです
いきなり学校へ行かなくなることはそうありません。多少嫌なことが合っても最初は行けると思います。しかし問題が解決しなかったりして、ある時限界が来るのです。そうして行きたくなくなります。
最初は両親に心配かけまいと、頑張って学校に行っていたはずです。しかしあるとき急に全てが嫌になったのだと考えられます。
頑張れと言われても、今まで頑張ってきたしこれ以上どうしたらいいのとなります。
また必死に励まされると自分が情けなく思えてきます。
必要なのは行きたくないことを理解してあげ、寄り添って今後の助けをしてあげることです。
学校の話をしない
こちらからは学校の話は避けてください。学校に疲れてしまっているので十分な休息が必要です。
しかし学校の話や今後どうするかの話をされたら休んでいる気がしません。明確な答えが出ておらず、自分でもどうしたらいいのか分からないのです。それを理解してあげないとただプレッシャーをかけているだけです。
休まないといけないのに学校の話をされると急かされているようでゆっくり休めません。ですので、まずは学校の話をしないことが大事です
両親としては無駄に時間が過ぎていくようで、もどかしいかもしれません。ですが、とにかく元気を取り戻すのが最優先です。
ただ、もし子どもから学校の話をしてきたときはじっくり話を聞いてください。
必ず家族で共有を
必ず家族全員でやってはいけない対応を共有してください。あなたが気を付けても他の家族が対応してはいけないことをしてしまうと子どもは深く傷つくでしょう。
こういう時に言われたことは大きくなっても覚えているものです。私も上に2人兄弟がいますが、不登校の時に色々言われたことを覚えています。
これがきっかけで兄弟のことは嫌いになりました。今もあまり変わりありません。家族の中が悪化するきっかけにもなってしまいます。他の家族にも理解してもらってください。
最後に
不登校になってしまうと両親はかなり動揺してしまうと思います。前兆はあるのでしょうが気づけないことがほとんどです。
初期対応は今後の過程に移るのでとても大事になってきます。
もし間違った対応をすでにとってしまったのなら時間は掛かりますが、今からでも大丈夫です。
先生が家に来るのは絶対に断った方がいい!
こんにちは、とみおです。
子どもが学校を休むようになると、担任の先生が家まで様子を見に来たりしませんか?
せっかく来てくれたので悪いから子どもに会わせなければと思いますよね。
ですが、子どもが会いたくないなら無理に会わせない方がいいです。
私も学校を休み始めたころはよく担任の先生が訪ねてきて嫌でした。
そのような経験から、今回は不登校の子どもには先生と合わせない方がいいということを書いていきたいと思います。
会わせない方がいい理由
- 訪問がプレッシャーになる 先生の顔を見ると学校を思い出してしまう
- 行かないことに対し、何か言われるのではないかと不安になる
- 嫌なことを進める相手に会いたいと思えない
- 両親、先生の信頼が無くなってしまうかも
担任の先生が、届け物や様子を見に、または話を聞こうと家を訪ねてくることがあると思います。
ですが、子どもは嫌がることが大半ではないでしょうか?
それは先生を見ると学校のことを思い出してしまうからです。
また、訪ねてくるということはプレッシャーになります。
学校に行く事を催促されているように感じるはずです。
さらに行かない事に対して、何か言われるのではないかと不安になったりしてしまうでしょう。
また、信頼を失い何も話してくれなくなるなる可能性があります。
子どもにとって学校に行くことは嫌なことです。
先生はその嫌なことを進めなければいけない立場なので、信頼を失いやすいと思います。
もしかしたら訪問を許してしまった親に対しても良く思わないかもしれません 。
両親としてはせっかく来てもらったのでと会わせようと思うでしょう。
ですが、どうしても必要なことが無い限り訪問は控えてもらう方がいいかと思います。
先生のせいで悪化することも
- 無理やり連れて行こうとしたり、明日はおいでと言われるのが辛い
- 先生の信頼が無くなり行きたくない理由が増える
- 学校に来させれば何とかなると思う先生もいる
先生に会ったことで悪化することがあります。
訪問の際に、無理やり連れて行こうとしたり、明日はおいでとか行事だけでも参加しないかと言われてもダメでしょう。
気が強い子なら断れますが、不登校になる子どもは気の弱い子が多いようです。
嫌でもうんと言ってしまい、それを受けた先生が話を進めてしまうかもしれません。
そして、うんと言ってしまったことを後悔して気持ちが沈んでしまいます。
先生が嫌になり、また行きたくない理由が増えてしまいます。
対応がトラウマになってしまい、無理にまた嫌なことをさせられるのではないかと思ってしまうのです。
先生も悪気はないでしょうが、子どもが嫌だと言わないので大丈夫だと思ってしまいます。
しかし、それが子どもにとってきつくて、この先生は信頼できないと思ってしまいます。
私も先生の対応で悪化しました。
もちろんすべて先生が悪いわけではないですが、原因の一つであったと思えます。
どんな対応だったかというと
- 無理やり連れて行かれる
- 家に来るたび、「明日は来いよ」と言われる
- 行かない理由をひたすら聞いてくる
一度半ば強引に連れていかれたことがありますが、もうその時点で信用は無くなり嫌いになりましたね。行くまで帰らないというので根負けして行きました。
確かに少しだけ行くきっかけにはなりました。しかし行けたのはその週だけです。
土日で休んでしまう気持ちがリセットされてしまい、また嫌になりました。
それどころか担任にも会いたくないし、親がいつかまた連れてくるのではないかと疑心暗鬼になってました。
無理やり連れて行っても根本的な原因が解決しないので、また行かなくなってしまうでしょう。
無理やり連れて行こうとする先生は「行けないこと」にのみ焦点を当て、「行けない理由」については見えていないのだと思います。
来れれば後は何とかなるだろうという様に考えているはずです。
もし先生が無理やり学校に連れて行こうとしたら止めてください。
確実に解決から遠のくことになってしまいます。
最後に
子どものころ先生と言えば立場の強い存在だったとはずです。
不登校や休みがちになった子どもは一時的に心が弱っていて少し充電期間が必要なのです。
ですが、その様な時に先生に家まで来られたら気が休まらないでしょう。
もちろん子どもが会いたいなら合わせるべきですが、嫌がったら訪問自体を遠慮してもらった方がいいです。
両親としては学校との関係を良好にしておきたいかと思いますが、どうか子どもの気持ちを最優先に考えてほしいです。