不登校で転校した私が、学校を変えるという選択をおすすめできない理由
こんにちは、とみおです。
今回は不登校になっても転校はおすすめしないということを書いていきたいと思います。
子どもが不登校になり、転校すればまた学校へ通えるのではないかと一度は考えた事はないですか?
確かにそうかもしれませんが、あまりおすすめはしません。
私は中学時代に不登校になってから一度転校したことがあります。
車で1時間ほど離れた祖父母の家に置いてもらい公立の中学校に通いました。
ですが結局通うことはできず、適応指導教室に通いました。
適応指導教室は各市区町村のほとんどにあるのでわざわざ転校してまで通う意味はなかったと思います。
祖父母と両親にはかなり迷惑を掛けました。
この様な経験から、不登校になっても転校はおすすめできない理由を紹介していきます。
なぜ転校はおすすめできないか
- 必ず学校に行けるとは限らない
- 人間は環境の変化に、強いストレスを感じてしまう
- 転校先が今よりいい環境だとは限らない
まず初めに、
転校したからと言って必ず学校に行けるとは限りません。
不登校になってしまう理由は様々ですが、1度学校に行けなくなったらトラウマのようになってしまいます。
また、人間は環境の変化に強いストレスを感じてしまいます。
入学や入社当初など、初めての環境は慣れるまで毎日緊張したことありませんか?
転校すると休んでいた分の勉強に不安があったり、
新しい学校に馴染めるのか、など様々な不安があります。
周りはすでに人間関係ができており、先生も誰1人として知らない環境に飛び込むわけです。
さらに、転校したからには行ってほしいと思う親のプレッシャーを感じてしまいます。
不登校だとすでに学校に行けなかったことで精神的に弱くなっており、そのストレスを乗り越える力が弱いのです。
担任の先生や両親の働きかけが非常に重要になります。
また、転校先のサポートが今の環境より期待できるかは分かりません。
もしかしたら担任になる先生が不登校への理解がない可能性などもあります。
私は先生や相談所の方には恵まれていました。
結果的に転校したことは悪くなかったですが、これは割と運が良かったと思っています。
もし転校を考えるなら
- 学校に行くことを期待しない
- 両親は見方でいてほしい
- よく休んでから考える
転校は、関わりたくない人との関係を断ち切れたり、またいちから頑張ろうとも思えるので悪いことばかりではないです。
しかし、学校の雰囲気や先生などは行ってみないと実際は分からないです。
自分のことを誰も知らない新たな環境で普通に通えるようになる子もいます。
転校するだけで通えるようになるならその方がいいとは思います。
口で言うのは簡単ですが、実際にその場に立ってみると難しいものです。
転校を考えているならいくつか注意点をお伝えします。
まずは学校に行くことを期待しないことです。
転校したからには学校に行ってもらわないと困ると思います。
ですが、その考えはやめたほうがいいでしょう。
親のプレッシャーが精神的に子どもを追いつめています。
行かなきゃと思うほど自分を追い込んでしまい、再び不登校になってしまったときに前より悪化する可能性があるからです。
最初は、いきなり無理せず休んでいいよと伝えるだけでかなり気が楽になると思います。
両親はまた行けなくなってしまったとしても、責めることはせず見方でいてください
そして転校を決めるのは充分休んでから考えましょう。
私の体験ですが、両親は早くどうにかしなければと考えていました。
転校するまで学校は3ヶ月も休んでないです。
今思うと心にまだ余裕ができてないので、この状況で転校したら先ほど述べたストレスにまあ耐えられないわけです。
両親はこのまま行けないなら転校するのはどう?みたいな感じで半分は誘導的に転校が決まったと思います。
結果的にまた行けないことに前より落ち込みました。
実は休むことはとても重要で、一見無駄に思えますが自分のこれからを考える大切な時間なのです。
焦らずに休息期間を長く設けてからよく考えてください。
最後に
転校するにあたって、もしも家ごと引っ越すということになればお金や労力も大変になるでしょう。
うまくいかなかったとき、やってきたことが無駄に思えてしまうかもしれません。
転校しなくても適応指導教室やフリースクールなど他へ通うこともできます。
子どもにはいろいろな選択肢があることを説明し、それでも転校を選ぶならするのがいいと思います。