経験した私が伝える!不登校は甘えではない理由!
こんにちは、とみおです。
よく不登校は甘えじゃないかと思ったり、周りから言われたことはありませんか?
このような考えを持つ人はたくさんいると思います。
実際にその人たちの言うことも一理ありますし、考えはそれぞれです。
ですが私は不登校は甘えではないと思います。
そもそも不登校は誰でもなる可能性があります。
私もまさか自分が不登校になるとは思わなかったです。
いじめもなく、小学校までは普通に毎日通えていました。
それでも急になるわけです。
不登校は全国的に増加傾向にあります。
もはや甘えだと言って終わらすことのできない問題です。
そこで今回は私の経験も踏まえ、不登校は甘えではないということをお伝えできたらと思います。
不登校は甘えているとは思えない
学校に行けないことだけの結果を見れば甘えに見えるかもしれません。
ですが他の人は当たり前のように学校へ通っているので、行けないことの方がよっぽど苦しいです。
それでも行かないという選択を取るということは甘えているのでしょうか?
学校に通える子どもは不登校について、授業サボれていいなとか家に居て楽そう、などと考えていると思います。
ですが実際に休んでみると、周りはできるのにどうして自分だけ行けないんだと考えてしまいます。
どうしても人間は他人と自分を比べてしまうので劣等感を感じるのです。
精神的にもきついので、学校に通える方が何倍も気持ちは楽だと思います。
じゃあ行けばいいでしょと思うかもしれませんが、行けたらほとんどの不登校は解決します。
本人も行けるなら行きたいはずですが、行けないのです。
ここで甘えだなどと言えば追い打ちをかけるだけでしょう。
また不登校は家に居るので同じような仲間ができにくく、その場合は常に孤独との戦いです。それでもこの選択を取れるということは甘えているとは思えません。
甘えと言われてしまう理由
- 不登校経験がないので理解されない
- 自分は嫌でも行っていたという押しつけ
- 日本では逃げずにあきらめないことが美学とされてきた
甘えだという人たちは不登校の経験はほとんどないはずです。
不登校経験者や専門家でない限り理解は難しいかと思います。
経験したらとても甘えのひとことで片付けられないからです。
中にはいじめられていたけど無理して行っていた、親に行かされていたなどという人はいるはずです。
確かにその人たちは苦しみながらも通えた事はとてもすごいことだと思います。
しかしそれは結局自分は苦しんでも行ったのだから、みんな行くべきだという押しつけでもあります。
自分はこうだったのに!と納得ができないのだと思います。
また、日本では何事も最後まであきらめずにやり抜くことを美学のようにされていますよね。
逃げたりあきらめる人に大していいイメージを持てない人が多いと思います。
そのような考えを持つ人は不登校が甘えだという人は少なからず思っているのです。
ですが、不登校は全国的に増加傾向にあります。
少子化で子どもは減少傾向にあるのにです。
もはや甘えのひとことで片付けられない社会問題です。
この時代不登校になってしまうのは何ら不思議なことではないと思います。
逃げる・あきらめることの大切さ
私は不登校になってこのことが本当に疑問に思うようになりました。
嫌なことをやり続けたらストレスが溜まってしまいます。
無理をして最後までやり遂げる必要はないのではないのではないかと思います。
誤解しないでいただきたいですが、私が言いたいのは精神的に追い込まれるくらいならあきらめたり、逃げることも大切だということです。
自分の目標のためにどんなことでもあきらめず挑戦することはとても素晴らしいことです。
ですが逃げ出すことを教えず、我慢してやり遂げることが美学という風潮が先進国の中で上位に入るほど自殺者数が多いのではないかと思います。
追い込まれて死んでしまうなら、自分を守るために逃げ出した方が絶対にいいですよね。
不登校になっても自殺を選ばなかったという、とても正しい選択なのではないでしょうか。
両親だけは味方でいてあげてほしい
- 不登校になる子どもは優しく繊細な子が多い
- 自立がむずかしい年齢なので便りは両親
- 噂などは気にしないことが一番
教育を間違えたのではないかと悩むご両親もいるかと思います。
そんなことはありません。不登校の子どもは繊細で優しい子が多いと言います。
むしろとてもいい子に育ったということだと思います!
(私は例外でしょうが...)
学校などの周りの環境がただ合わなかっただけです。
しかし、両親に見放されるとまだ自立しようにもできない年齢です。
どうすることもできません。
別に学校に行かなかったくらいで子どもの人生がダメになるわけではないです。
何が合っても子どもの味方でいてあげてほしいと思います。
不登校になってしまうとあらぬ噂を立てられたりすると思います。
ですが、何も法に触れるような悪いことをしたわけではありません。
私は結構狭い町で育ったので、変な噂が合ったとかもしれません。
両親も何か言われていたのか分かりませんが、気にしている感じはなかったです。
本当は気にしていたのかもしれませんが、そんなそぶりを私に見せなかっただけかもしれません。
とても感謝しています。
最初は難しいと思いますが、気にしないことが一番です。
子どもは今は思わないかもしれませんが、将来的に必ず感謝するはずです。
私もまだ難しいですがいずれ最高の親孝行をしたいと考えています。
最後に
不登校は甘えに見えるかもしれませんがそんなことはないです。
決して学校に行かないからと言って責めることはしないでください。
不登校になったからと言って、子どものすべてが決まるわけではありません。
色々な道があるので、それほど重く考えなくても大丈夫です。
学校を休みがちな子供が「明日は行く」と言うその心理
こんにちは、とみおです。
子どもが休みがちになり、朝や夜に「明日は行く」と言うが結局朝になると行けないなんてことありませんか?
明日は行くから今日は休みたいと言われ、行ってくれるならと思い、その日は休ませたが結局朝になるとまた行きたくないと言う...
イライラしてしますよね。
でもこれは嘘を言っているわけではなく理由があります。
ほとんどの子どもは学校に行けるなら行きたいと思っているはずです。
好んで休むという選択をしているわけではないでしょう。
行きたくても行けない理由がそれぞれあり、そのせいで行くことが難しくなっています。
私も休み始めたころは母親と毎朝言い争ってました。
そこで「明日は行く」という言葉は便利だったと思います。
こう言うと最初のころはすんなり休めたからです。
ですが続くと当たり前ですが、意味を成しませんでした。
その様な経験から今回、子どもが朝や夜に明日は学校行くという心理を紹介したいと思います。
本当に行こうとしている
- ほとんどの子は行けるなら行きたいと思っている
- 朝は気持ちが沈みやすく、夕方になるにつれ元気になってくる
- 嫌なこと(学校に行く)を先延ばしにしている
子どもはほとんど学校に行けるなら行きたいと思っています。
ですがそれぞれ行きたくない理由があり、体がなかなか向かないのです。
特に朝は学校へ行く時間なので精神的に一番落ち込みやすいです。
そして夕方になるにつれ、少し元気になってきます。
学校が終わるので今日は行かなくてもいいとなるからです。
ここから学校に行けなかった罪悪感が薄くなり、明日は行けるかもしれないという気になります。
なので両親に聞かれたときはつい、「明日は行く」と言ってしまうのです。
しかし朝になるとまた嫌になってしまいます。
嫌なことを先延ばしにし、後で何とかなるだろうと謎の自信が湧いてくる経験ありませんか?
何とかなるだろうと思っていても実際にその時が来たら、やっぱりどうにもならなくなります。
それと同じ様な事が子どもに起こっているのです。
明日は行けそうだと寝るまでは思いますが、また朝が来ると行けないのです。
親から逃げるため
- 「明日は行く」と言えば争わず休ませてくれる
- 昼も翌日の休む理由を考えてしまう
- 学校に行けないこととは別の悩みなっている
親に行きなさいとうるさく言われ逃げるために「明日は行く」と言います。
そうするとおそらく、明日行ってくれるなら今日1日休んでもいいかとなりませんか?
行きたくはないけど親がうるさいからとその場しのぎで言うのです。
結局また次の日の朝は行けないので「昨日は行くといったでしょ!」と言い争いになるでしょう。
子どもは言ってしまったものの、明日になったらなんて言おうかと考え、今度は不登校と別の悩みができてしまいます。
学校に行けない苦しみと親から逃げるための理由を考えてしまい、余分にエネルギーを使ってしまっています。
精神的に疲れてより事態が悪化するかもしれません。
明日行くといった手前同じ理由は使えないので、
お腹が痛い、吐き気がする、体がだるいなど何かと理由をつけて休もうとするでしょう。
もちろん仮病ではなく、行こうとしたら本当に不調が出る場合もあります。
本人も悪気があって言っているわけではありません。
私もそうでしたが、学校を休みがちになり始めたころ母親から「昨日は明日になったら行くって言ったでしょ」といつも言われ、お腹が痛い具合が悪いといって何かと休む理由を言ってました。
実際に気持ち悪くなったりお腹痛くなったりもしました。
そして夜になるといつも休むための言い訳を考えていました。
親の対応はどうしたらいいのか
- 学校に行けと言わない
- 行くことを期待をしない
- 子どもを安心させる
まずは朝に学校へ行けと言わないことです。
子どもへのプレッシャーになっています。
子どもが「明日は行く」と言っても無理しなくていいよと言い、あまり期待しないことが大事です
行くと言ってしまった手前、朝になると行けない自分に罪悪感とまた両親に何か言われるのではないかと考え、行けない自分を責めてしまいます。
行けるようになったら行きなと伝え、あとはそっとしておきましょう。
朝も起こさない方がいいです。
子どもに無理しなくていいということが伝わるでしょう。
子どもは誰でも両親には心配をかけたくないと思うものです。内心では行かなきゃと思っていますが体がなかなか向かないのです。
子どもが自らの意思で「明日は行く」と言ってきたらとても大きな進歩です。
自分で悩み抜いた結果行こうとしているわけです。
しかしここで喜ばないでください。
まだ明日になっても行けない可能性もあります。
喜んでしまうと子どもは、両親が喜んでくれている、何としても行かなきゃとまたプレッシャーを感じてしまいます。
そこは喜びたい気持ちを抑え、行けなかったら無理しなくてもいいし辛かったら早退してもいいよということを伝えてください。
子どもはたとえ行けなくても親にまた何か言われることがないと思うだけでも安心できます。
最後に
「明日行く」を信じて裏切られ、怒りたくなる気持ちは分かります。
子どもも学校へ行けるなら行きたいはずです。
ですが行けないので休もうとしているわけで、あなたへのSOSのサインでもあります。
あなたへの助けを求めているのに、怒ってしまうと今度は子どもと溝が深まってしまいます。
子どもの悩みを1つ減らせるので、どうか休むことを許してあげてほしいです。
実際にチャレンジスクールに通った私がメリットとデメリットを紹介します!
こんにちは、とみおです。
高校受験の際に不登校でも入れる学校を調べるとチャレンジスクールというのものが出てきます。
いったいどんな学校なのだろう、ここに決めても大丈夫なのかなと不安になりますよね。
私は不登校になってチャレンジスクールに入学しましたが、通う前は不安でしかなかったです。
ですが卒業してみてとてもいい高校だったと思いますし、変われたと思います。
今回は実際にチャレンジスクールに通った私が、通ってみたメリット・デメリットを紹介していきます。
チャレンジスクールとは
チャレンジスクールとは東京都が不登校者向けに設置した高校です。
ほぼ同じような学校が大阪と神奈川ではクリエイティブスクール、埼玉にはパレットスクールという名称で設置されています。
登校時間は朝・昼・夕からで3部制といわれ、通いたい時間を受験します。
入試は志願申告書と小論文と面接からの採点で、中学時代の内申点は一切関係ありません。
当日のでき次第で合否が決まります。
このような不登校向けの高校は広がりつつありますが、まだ一部にしかありません。
今後もっと広がっていくのではないかと思いわれます
通ってみたメリット
不登校のために設置された高校ですので、不登校経験者が多く集まってきます。
他にも学校に行っていたけど学力に不安がある人などもいます。
クラスもありますが、単位制だと授業は自分で選択するので1日中一緒に授業を受けるわけではありません。
なので授業はそれほど難しくありません。
特に勉強に不安がない子には物足りないかもしれません。
私は全日制を受けるための受験勉強していましたが、入学後それほど難しいとは思いませんでした。
基礎ができていない人もたくさんいたので、勉強面ではそれほど心配はいりません。
出席してテストさえ受ければ卒業は比較的簡単にできます。
不登校に向けたための学校ですから教員も理解のある人が多いです。
もちろん好き嫌いはあるかと思います。
授業で関わる先生が多いので普通の高校よりも関わる人数が多いので仲良くもなりやすいと思います
また、校則は比較的自由です。
私のところは制服がありましたが、ほとんどは私服で髪染めなども自由です。
スマホやゲームを持って行っても大丈夫ですし、全日制の高校より全然ゆるいと思います。
あとは部活が未経験でも始めやすいと思います。
全日制の高校とは参加している大会が違く、どの部活も定時制高校のみが参加する大会になります。
全日制と違い、規模がそれほど大きくありません。
ほとんど未経験から始める人が多いので心配いりません。
私も未経験で硬式テニス部に入り、東京都の大会で入賞できました。
練習は多かったですが、それほど厳しいわけではなく、毎日楽しくできたからだと思います。
通ってみたデメリット
- 大学の一般入試を目指すと勉強が足りない
- サボりやすい
勉強の範囲が狭くて受験科目の範囲をカバーしきれないです。
一般受験での大学入試を考えているのならば、とにかく早めに予備校などに通うことをおすすめします。
3年になってから通っては志望校によって厳しくなると思います。
あとは一般受験で大学を受ける生徒が少なく、推薦や専門学校の希望者が多いです。
受験期のピリついた空気はなく一般で受ける人は周りが勉強してないのでモチベーションの維持が大変かもしれません。
ですが、有名な大学に行く人も何人かいるので不可能ではないです。
また、大学のように授業がない生徒や昼や夕方に登校してくる生徒がいるので校門は開けっ放しで学校への出入りが自由です。
授業のない生徒がホールなどで話しているのでサボろうと思えば授業に出ずサボりやすいです。
どうしても不登校経験者が多いので、出席率が普通の高校と比べれば低いと思います。
授業に半分以上の人が休むということもありました。
ですが相当休まない限りは卒業できないということはないので大丈夫です。
不登校でいきなり通いだしたら疲れてしまうこともあります。
いきなり無遅刻無欠席といわず、無理せず疲れてしまったら少し休むことが大切です。
多少は大目に見てあげてください。
最後に
チャレンジスクールは勉強の心配も少なく、周りも不登校経験者が多いので全日制の高校よりハードルが低く通いやすいと思います。
中学で学校に行けなかったり、休みがちだったけど高校から自分を変えてみたいと思っている子どもにピッタリの学校です。
普通の受験とは違う対策が必要ですので説明会に行ってみてはいかがでしょうか。
不登校で転校した私が、学校を変えるという選択をおすすめできない理由
こんにちは、とみおです。
今回は不登校になっても転校はおすすめしないということを書いていきたいと思います。
子どもが不登校になり、転校すればまた学校へ通えるのではないかと一度は考えた事はないですか?
確かにそうかもしれませんが、あまりおすすめはしません。
私は中学時代に不登校になってから一度転校したことがあります。
車で1時間ほど離れた祖父母の家に置いてもらい公立の中学校に通いました。
ですが結局通うことはできず、適応指導教室に通いました。
適応指導教室は各市区町村のほとんどにあるのでわざわざ転校してまで通う意味はなかったと思います。
祖父母と両親にはかなり迷惑を掛けました。
この様な経験から、不登校になっても転校はおすすめできない理由を紹介していきます。
なぜ転校はおすすめできないか
- 必ず学校に行けるとは限らない
- 人間は環境の変化に、強いストレスを感じてしまう
- 転校先が今よりいい環境だとは限らない
まず初めに、
転校したからと言って必ず学校に行けるとは限りません。
不登校になってしまう理由は様々ですが、1度学校に行けなくなったらトラウマのようになってしまいます。
また、人間は環境の変化に強いストレスを感じてしまいます。
入学や入社当初など、初めての環境は慣れるまで毎日緊張したことありませんか?
転校すると休んでいた分の勉強に不安があったり、
新しい学校に馴染めるのか、など様々な不安があります。
周りはすでに人間関係ができており、先生も誰1人として知らない環境に飛び込むわけです。
さらに、転校したからには行ってほしいと思う親のプレッシャーを感じてしまいます。
不登校だとすでに学校に行けなかったことで精神的に弱くなっており、そのストレスを乗り越える力が弱いのです。
担任の先生や両親の働きかけが非常に重要になります。
また、転校先のサポートが今の環境より期待できるかは分かりません。
もしかしたら担任になる先生が不登校への理解がない可能性などもあります。
私は先生や相談所の方には恵まれていました。
結果的に転校したことは悪くなかったですが、これは割と運が良かったと思っています。
もし転校を考えるなら
- 学校に行くことを期待しない
- 両親は見方でいてほしい
- よく休んでから考える
転校は、関わりたくない人との関係を断ち切れたり、またいちから頑張ろうとも思えるので悪いことばかりではないです。
しかし、学校の雰囲気や先生などは行ってみないと実際は分からないです。
自分のことを誰も知らない新たな環境で普通に通えるようになる子もいます。
転校するだけで通えるようになるならその方がいいとは思います。
口で言うのは簡単ですが、実際にその場に立ってみると難しいものです。
転校を考えているならいくつか注意点をお伝えします。
まずは学校に行くことを期待しないことです。
転校したからには学校に行ってもらわないと困ると思います。
ですが、その考えはやめたほうがいいでしょう。
親のプレッシャーが精神的に子どもを追いつめています。
行かなきゃと思うほど自分を追い込んでしまい、再び不登校になってしまったときに前より悪化する可能性があるからです。
最初は、いきなり無理せず休んでいいよと伝えるだけでかなり気が楽になると思います。
両親はまた行けなくなってしまったとしても、責めることはせず見方でいてください
そして転校を決めるのは充分休んでから考えましょう。
私の体験ですが、両親は早くどうにかしなければと考えていました。
転校するまで学校は3ヶ月も休んでないです。
今思うと心にまだ余裕ができてないので、この状況で転校したら先ほど述べたストレスにまあ耐えられないわけです。
両親はこのまま行けないなら転校するのはどう?みたいな感じで半分は誘導的に転校が決まったと思います。
結果的にまた行けないことに前より落ち込みました。
実は休むことはとても重要で、一見無駄に思えますが自分のこれからを考える大切な時間なのです。
焦らずに休息期間を長く設けてからよく考えてください。
最後に
転校するにあたって、もしも家ごと引っ越すということになればお金や労力も大変になるでしょう。
うまくいかなかったとき、やってきたことが無駄に思えてしまうかもしれません。
転校しなくても適応指導教室やフリースクールなど他へ通うこともできます。
子どもにはいろいろな選択肢があることを説明し、それでも転校を選ぶならするのがいいと思います。
不登校からスマホやゲームは取り上げない方てはいけない理由!
こんにちは、とみおです。
今回は不登校の子どもからスマホやゲームを取り上げない方がいいということを書いていきたいと思います。
不登校になってしまうとスマホやゲームにのめりこむことが多いです。
学校に行かないでずっとやっているとイライラしてしまいますよね。
ですが無理に取り上げてしまうとふさぎ込んで逆効果になってしまいます。
私自身も不登校になってのめりこんでいました。
当時スマホはまだほとんど普及しておらず、ガラケーでできるGREEという今でいえばTwitterに近いSNSをやっていました。
毎日携帯を2,3回充電する程でした。
不登校になり、特に何もすることがないとスマホやゲームにはまりやすいでしょう。
なぜはまるのか、
一番の理由は現実から逃げられるからです。
やっている間は学校のことなどを考えずに済みます。
ですのでどうしても長時間やってしまうのです。
学校に行かないのにそんなことしているのは許せないと思うでしょう。
初めはそう思うのが普通です。
ですが、取り上げることは逆効果になってしまう事を不登校だった経験から紹介していきたいと思います。
ゲームやスマホを取り上げてはいけない理由
- 親子関係が悪化する
- 暴力を振るってくるかもしれない
- スマホやゲームができるのは元気がある証拠
冒頭で一番の原因は現実から逃げるためと書きました。
不登校になると今まで学校に行っていた時間が苦痛です
現実から逃げるため、また何もすることがなく暇なためにスマホやゲームを始めます。
毎日長時間やり続けるので、取り上げれば学校に行くかもしれないと考えるかもしれません。
ですが無理やり取り上げれば、まず間違いなく子どもから嫌われるでしょう。
もしかしたら暴力を振るってくる可能性だってあります。
スマホやゲームは不登校の子どもにとって唯一の楽しみで、それを奪うということです。
楽しみを奪った相手に対して誰でも怒りが出てきます。
それに好きなものを取り上げれば、嫌なことをするかと言われたらしないです。
よく子どもが勉強しないのはゲームのせいだと言いますが、ゲームが無くなったからと言って勉強をしますか?
おそらく大半はしないと思います。
それは勉強が楽しいと思えないからです。
人間は楽しいと思えないことはやりたくないものです。
なので、楽しくない学校に行くことはそうないでしょう。
むしろ対抗心から「学校に行ってたまるか!」となってしまうかもしれません。
子どもと両親の間で溝ができ、解決への道は遠ざかってしまいます。
本当に精神的に追い込まれると何もする気が起きずただボーっとして1日が終わります。
それに比べてスマホやゲームができるのは元気がある証拠です。
取り上げたら元気はなくなり、事態は悪化する可能性があります。
私は不登校になってすぐは何もする気が起きず、ただ1日布団でボーっとしていました。
食事やお風呂に入ることすらめんどうで魂が抜けたような状態です。
しばらく休むと暇になってきてSNSに登録しました。
知らない人と繋がり、好きなマンガの話や悩み相談、何気ない日常の話などをしました。自分の居場所があるようでとても楽しかったです。
それから徐々に元気が戻ってきて適応指導教室や相談所にも行けるようになりました。
ここでゲームとテレビを取り上げられていたら、またボーっとするだけに戻りどこにも行けなかったと思います。
どうしても両親からしたらイライラしてしまうと思いますが、取り上げるのは逆効果です。
どうか見守ってほしいと思います。
どうしたらいいのか
- 学校に行けない理由を解決する
- スマホやゲームを好きなだけやらせる
- 他に熱中できるものを探す
学校やその他のことに何かしらの問題があるからでしょう。
まずは学校に行けない理由を解決することです。
これが解決しない限りは学校に行くことはできないでしょう。
早く解決するにも子どもとコミュニケーションが取れていないと難しいです。
最初にスマホやゲームを好きなだけやっていいよと伝えた方がいいでしょう。
人間はダメと言われるほど逆にやりたくなってしまうもので、かえって自由にやらせた方があまりやらなくなると思います。
両親がうるさく言わずにいてくれた方が子どもは気が楽になり、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
また一緒に動画を見たり、ゲームをすることでより良好な関係になり、元気になるのも早いです。
そして他に熱中できることができたら、スマホやゲームをするためのエネルギーがそちらへ向くので、自然とやる時間は少なくなっていきます。
やめさせようとするのではなく、もっと楽しいことを見つけられるように手助けしましょう。
何か習い事を始めたり、フリースクールや適応教室で仲良くなった友達と遊ぶのが楽しくなるかもしれません。
私も高校に通いだし、友達ができてからは1日中やっていたSNSも1ヶ月ほどで退会しました。
新しくできた友達とのメールが楽しかったからです。
あっさりとやめたので今考えても驚きです。
最後に
そもそもスマホやゲームを使って生計を立てている人もいるわけですから悪いものではないと思います。
今後の時代にはネットの知識がある人は重宝されるはずです。
不登校になると普段できないことを始めるチャンスでもあります。
たとえばゲームばかりやっていれば腕も上がってくるでしょうから、実況の動画を挙げて見るなど普通ではなかなかできないことをやってみるのもいいと思います。
取り上げるのではなく、新しい事をどんどん挑戦できる環境を整えてあげることが効果的だと思います。
不登校でも心配無用!進学できる高校を紹介!
こんにちは、とみおです。
今回は不登校でも入れる高校について書いていきたいと思います。
義務教育が終わってもほとんどの人が高校には通います。
なので中学で不登校になってしまうと、高校には入れないのではないかと不安になってしまうと思います。
正直に言いますが…
まったく心配ないです。
不登校でも入れる高校はたくさんあります。
私は中学時代は不登校で、高校受験では私立を2つ落ちました。
しかし、万が一を考えて受ける用意をしていた定時制の高校に入れました。
そこがダメでもまだ考えていた学校もあるぐらい選択肢はたくさんあります。
不登校ではどうしても内申点が低く、勉強も遅れがちで受験に不利です。
しかし高校によっては内申点や学力を見ないところが意外に多くあります。
そんな学校不良が多いのでは?と思うでしょう。
確かに学校によってはいるかもしれませんが、面接で厳しく落とされるのでそれほど心配はいりません。
学校の雰囲気など合う合わないがあると思うので、説明会には多くいくことをおすすめします。
また、経済的に余裕がないから公立の高校に行ってほしいと思う両親も多いのではないでしょうか?
今年の4月から学費も就学支援金という制度が私立校にも始まりました。
ほとんど負担が無くなる方が多いと思います。
文部科学省に詳しく載っているので対象になるか確認してみてください。
全日制高校
全日制高校とは誰もが想像する一般的な高校です。
学校にもよりますが、入るにはそれなりに学力が必要になってきます。
不登校の場合、勉強に遅れがある子どもが多いので塾や家庭教師を始めないと厳しいと思います。
希望校があれば過去問などで対応してもらったりできるので
入学するには推薦入試と一般入試がありますが、推薦入試は内申点や出席状況が大きく影響するので合格することは難しいでしょう。
受験するなら一般入試になります。
入試も公立と私立で評価基準が違います。
公立高校
公立高校では面接がないところが多く、当日のテストの点数と3年間の内申点のみの評価になってしまうので、当日によほど点数が取れない限り合格は難しいと思います。
しかし募集人数は少ないですが、不登校枠といわれる当日のテストの結果のみで評価してくれる学校もあります。
もちろん勉強がかなり必要ですが可能性は0ではありません。
私立高校
私立高校は多くのところでは内申点は参考程度になっており、当日のテストの点数と面接でほぼ決まることが多いです。
内申書を見れば不登校だと分かってしまうので、面接で必ず聞かれます。
不登校でも点数が取れて面接での受け答えがしっかりしていれば受かります。
私も受験のときに全日制の私立を2つ受けました。
やはり不登校だと面接で理由を聞かれてしまいます。
聞かれることはすごく嫌でした。
ですが面接で自信なく話してしまうのは一番よくないので、適応指導教室に毎日通っていたこと、入学してやり直したいことなどを自信もって伝えました。
結果はどちらも落ちてしまいましたが、面接を受けられたので受験してよかったと思います。
面接は緊張するものです。
私立受験で2回も面接を受けられたので定時制高校の面接の際にリラックスして受けられました。
不登校が全日制の学校を受けると不利が働くことは確かです。
ですが試験でいい点を取り、面接で自信をもって受け答えできれば何の問題もありません。
私はダメでしたが、通っていた適応指導教室で私立に受かった人は結構いたので大丈夫です。
定時制高校
定時制高校といえば夜間に通うイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
確かに夜間に通うものもありますが、現在は朝や昼から通うところも増えています。
3部制と呼ばれており、朝、昼、夕から始まる時間を選べます。
ほとんどが単位制です。
単位制とは時間割を自分で決めて履修することです。大学と同じと考えてください。
卒業には74単位が必要になり、学年が4年まであります。
たとえ取得できたのが0単位でも4年までは自動的に進級できます。
基本的には4年での卒業になりますが、単位制の学校なら授業数を多く履修することで3年での卒業ができます。
入試は試験の内容は、公立と私立の共に全日制と大きく内容は変わりませんが、
内申点がほぼ関係なく学力試験にもあまり重きを置いていません。
ですので、点数が取れなかったとしても面接で評価がよければ合格できるでしょう。
全国の定時制地域ごとに紹介しているサイトがあったので通える学校を探してみてください。
また東京都だけになってしまいますが、
チャレンジスクールという不登校向けに設立された定時制の高校があります。
特徴は
私も高校はチャレンジスクールに通っていました。
元不登校の人や学校には通っていたけど成績が悪かった人などさまざまでした。
クラスもあり友達もできますので心配いりません。
定時制は校則がゆるく、私服で髪など自由に染めてもいいところが多いでしょう。
私のところは制服があり、髪染めについてはうるさかったですが、その他はゆるいです。
昼にゲーム機やカードゲーム持って行ってやったりしていました(笑)
授業はそれほど難しくなく、基礎が怪しい人もたくさんいました。
テストも出席して受けさえすればどんなに低くても単位は取れます。
全日制と違って赤点や補習などもなかったです。
ですので入ってからの学習面はそれほど心配いらないので安心して大丈夫です。
通信制高校
- 単位制が多い
- テキスト、PC、スマホなどを使い場所を選ばず勉強できる
- レポート提出やテストを受け単位がもらえる
- 通学頻度は自分で選べる
- 落とすより合格させるための試験、小論文(作文)や面接が多い
通信教育により卒業を目指す学校のことで、
定時制高校と同じで単位制を導入しているところが多いです。
テキストや動画で場所を選ばず勉強できるのが大きな特徴です。
学習方法はテキストやネット動画で学び、レポートを提出、そして学期の終わりにテストを受け合格すれば単位が認定されます。
スクーリングと言われる登校日にのみ行かなければなりません。
毎日もできますし、週に数回や月に数回、年に数回など学校によって様々です。
全日制のように毎日登校できる学校もあります。
試験は小論文(作文)や面接が多いです。
通信制は落とすより合格させるための試験と言われています。
人気があり、定員より多く応募があった場合は落ちることはあります。
しかしそれ以外は面接でひどい態度を取ったり、筆記でほぼ白紙で出したりしない限りはそう落ちることはありません。
通信制にも公立と私立があります。
公立は授業料が安いですが数が少なく、倍率も高いので対策が必要になります。
私立はスクーリングが多いと授業料が高くなりがちです。
しかし冒頭で説明した就学支援金が通信制でも適応されます。
詳しく説明しているサイトがあったのでご覧ください。
実は私も大学ですが、現在通信制で学んでいます。
私の感じる大きなデメリットはやはりサボってしまうこと。
通信制のメリットに自分のペースで勉強ができるとよく書いてあります。
確かに大きなメリットですが、逆にサボることも可能です。
どうしても習慣がないと最初は勉強を続けるのが難しいですが、習慣さえついてしまえば問題ありません。
ですので是非サポートが手厚いところを選ぶことをお勧めします。
私も入学当初1ヶ月程サボった時もありました(笑)
毎日10分でもいいから勉強するようにしたら習慣化できました。
私は家が好きなので通学するめんどうがなく、スマホ1台あれば出かけたときの電車内や、ちょっとした待ち時間に場所を選ばず勉強できるので気に入っています。
通信制はこれからの時代に合った学び方かと思います。
現在はコロナウイルスなどで学校も休みになってしまいますが、通信制ならスクーリングが中止になるくらいでその他の学習にはまったく影響がないです。
インターネットの普及で働き方が在宅に移っていくように、学びの場も今後は変わっていくのではないかと思います。
高等学校卒業程度認定試験
- 高校を卒業した者と同等程度の学力があると認められる資格
- 高校を卒業していない16歳以上が受験可能
- 取得すれば大学や高卒以上を対象とした求人を受けられる
- 試験日は8月と11月の年に2回実施
- 国数英理社からなる8科目ほど学力試験
省略して高認と言われており、過去には大検とも呼ばれていました。
学校に入学する訳ではなく試験に合格すると、
高校を卒業した者と同等程度の学力があると認められる資格です。
高校を卒業していない16歳以上なら誰で受けられます。
これを取れば高校を卒業しなくても大学を受験できます。
また全てではないですが、求人の募集条件で高卒以上となっているものに応募を認める企業が増えてきています。
注意点として、資格を取れたとしても高校を卒業しない限り、最終学歴は中卒のままです。
あくまでも高校卒業と同程度の資格となります。
試験日は8月と11月の年に2回実施しており、
試験内容は国数英理社からなる8科目ほど学力試験です。
詳しくは文科省のHPに記載されています。
各科目の合格ラインは40点前後になっており、難易度は中1~高1程度の範囲で出題されるようです。
総合点ではなく各科目で合否が出て、指定された科目に全て合格すれば資格がもらえます。
そして、たとえ資格が取れなくても
一度合格した科目は次回に受ける必要がありません。
受験するごとに科目を少なくしていくことが可能です。
私は中学の時に高認という制度があるとは知らなかったです。
知っていたら全て落ちても何とかなると思い、受験に対しあんなに不安になることもなかったかと思います。
この制度を知ったのは高校3年の時で、
私が通っていた高校の友人は、就職先が決まっていましたが、卒業の単位が取れず留年が決まりました。
しかし高認を取り、学校をやめてそのまま内定先に就職しました。
こんな裏技があったのかと驚きました。
最後に
以上になります。
全日制や定時制の高校は毎日の通学が必要です。
もしかしたらまた学校に行くのが嫌になってしまう可能性も0ではありません。
子どもとよく相談して決めてください。
万が一また嫌になっても通信制への転校はさほど難しくないですし、高認試験で高校卒業と同程度の資格は簡単に取れます。
今は学歴社会ではなく、個人のスキルが重視されてきています。
高校を出ていなくても稼いでる人もたくさんいます。
心配ばかりしていたら疲れてしまうでしょう。
気楽に考えてください。
学校に行けなくても大丈夫!不登校のための学び場
こんにちは、とみおです。
今回は不登校で学校に行けなくても、様々な選択肢があるということを紹介していきたいと思います。
子どもが不登校になってしまい、なにもせず家にいたら心配が大きくなるのではないでしょうか?
- 勉強してないけど進学はできるのか...
- 出席日数が心配…
- 将来のコミュニケーション能力は大丈夫かな…
- このまま引きこもりになってしまうのでは...
などあると思います。
勉強に関しては習慣がある子ならそれほど心配ないかもしれませんが、
不登校になってからゲームやスマホ、テレビなどばかりで勉強してない子は多いはずです。
家にずっといる罪悪感から友達からの連絡を遮断してしまうことも多いです。
いくら家の居心地がよくても、学校のことが頭からは離れずにモヤモヤしたり劣等感を感じてしまうものです。
ですが学校には通いたくても通えないという状態です。
私も不登校になってから家にいても学校のことが頭から離れず、休んでいるのに休んでいない感じがしていました。
友達とも一切連絡を取らないようにしてました。
勉強も休んでいてどんどん離されていっているのを感じましたが、習慣がなかったので自分でやっても続きませんでした。
家の外に出るきっかけは、適応指導教室という不登校の子どもが集まる教室を進めてきたからです。
※どのような場所か後ほど詳しく説明します。
最初は乗り気じゃなかったですが、母親を少し安心させたかったというのもあり通うことに決めました。
入ってからは同じような境遇の子たちが多く、友人もできたのでストレスなくほぼ毎日通うことができました。
通って思ったことは、家で何もせずいるとストレスだけが溜まっていき、自分で自分を責めて壊してしまうなということです。
大切なのは家以外の居場所ができたり、家から出られなくても熱中できるものがあることです。
そうすれば悩むことも少なくなり、本来の自分が取り戻せると思いました。
この様な私の経験から、今回は不登校のために学校へ通う以外にも選択肢があるということを紹介したいと思います。
どうぞ最後までお読みいただければと思います。
別室登校
別室登校とは学校のクラスルームに行かず、相談室や保健室に通うことです。
タイトルで学校に行けなくてもと書いてしまいましたが、選択肢の1つとして紹介させてください。
通学したら相談室や保健室などの別室で自習や本を読んだりして1日過ごします。
時々担任の先生やほかの先生が勉強を教えてくれたり、友達が様子を見に来てくれたりもします。
もちろん友人に会うのが嫌だったら遠慮してもらうよう頼むことも可能です。
小中学校ではほとんどの場合出席扱いになりますので受験にも有利です。
※高校生の場合は出席にならない例が多いようです。
学校に行くことが難しくなっている中、別室でも通えるならそれはとても大きなことです。
イベントごとや何となく授業に出てみようと思ったなど、ちょっとしたことがきっかでクラスルームにも復帰ができたりします。
毎日が難しかったら週に1回などでも大丈夫です。
行けることに大きな意味があるので無理のない形で通いましょう。
ですが、やはり先生が1つ1つ勉強を見てはくれないので遅れてしまいます。
また、教室に行けないとほかの先生や同じクラス・学年などの人目を気にするようになってしまいます。
私も毎日別室登校している時期がありました。
普段は別室で自習をしていましたが、テストのみ教室で受けたりもしました。
イベントごとだけでも出ないかと言われたりもしましたが、何となく気が進まなかったです。
今考えると人の目を気にしすぎだったのかと思います。
普段来ていないからなにか言われたり、思われたりするのではないかとずっと考えていてあと一歩が踏み出せなかったです。
今ではその時の自分に、お前なんか大して注目もされていねーよと言えますが(笑)
結局夏休み明けにそれまであった通う気力が切れてしまい、不登校になりました。
もしこれから復帰を目指したり、急にクラスルームに行けなくなったなどの初期段階としてまずは別室登校という選択は悪くないと思います。
ですが、必ず復帰できるとは限らないのでその他の選択も検討しておくといいです。
適応指導教室
主に市区町村の教育委員会が設置している、小中学生の不登校児向けに学校とは別に設置された教室です。
不登校などの同じような悩みを抱えた他の学区の生徒も通っています。
学校と連携しており、クラスルームへの復帰を目的にしています。
こちらも学校への出席扱いになります。
退職した元教師が指導員として教えていることが多いです。
授業数は各教室によって違いますが、授業は1日2~3コマ程度で、その他に読書や運動などが組み込まれていたりします。
それぞれに合った個別指導や数人集めての授業があります。
好きな時間に来て好きな時間に帰っても大丈夫です。
例えば午前中だけや2コマ目の授業から来るなど無理のない範囲で通うことができます。
また、登校日も毎日でなく週2回だけなどと選べます。
私は別室登校ができなくなったときに、毎日通っていました。
その時は学校に通いながらも週に1回だけ来ている人もいたり、学校に復帰してたまに疲れたらこちらに来るといった人もいました。
私が通っていた教室の時間割は以下になります。
教室によって違いますので参考にどうぞ。
10:00~10:45 1コマ目
↓
10:45~11:00 休憩
↓
11:00~11:45 2コマ目
↓
11:45~12:00 清掃
↓
12:00~13:00 昼休憩
↓
13:00~13:45 3コマ目
↓
13:45~14:00 休憩、着替え
↓
14:00~15:00 運動
↓
帰宅
最初から全部出る必要はありませんので、慣れるまでは無理に参加させなくて大丈夫です。
勉強は個別で教科書の内容に沿ってやりますが、生徒数が多いと付きっきりとはいきませんでした。
学校のように通って勉強するという習慣づけとしては意味がありますが、正直あまり頭には入らないです。
一般受験を考えると学習塾などで足りていないところを補う必要があります。
ですが、皆同じような悩みを抱えている子どもが多いので、
友人ができたりなどコミュニティの場としてはとてもいいところだと思います。
気が合う友達ができたら家に居るより通う方が楽しくなると思います。
事実、私も友達ができて通うのが楽しかったです。
毎日のように通えていて、高校に入ったときもそれほど違和感なく通えました。
自分には中学校が合わなかっただけなんだなと思いました。
合う合わないはありますが、家で暇を持て余すほど、余裕が出てきた子どもの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
フリースクール
フリースクールとは何らかの理由で学校に行けなくなった小中学生、施設によっては高校生が学校の代わりに通う、NPO法人や個人が運営している施設です。
こちらも学校への出席扱いとなるケースが増えていますが、高校生が認められることはまだ少ないようです。
学校ではないので教員免許を持ってない人や大学生のスタッフなども働いています。
どのフリースクールにも共通して言えることは、
1人1人の主体性の尊重と心に傷を負っている子が多いので精神面でのサポートに力を入れていることです。
進学なども見てくれるのでサポートは1番充実していると思います。
その他は決まったカリキュラムがないので、特徴は各スクールによって様々です。
クラスがあればないところもあったり、
勉強に力を入れているところもあれば行事をたくさんやっているところ、
自宅で支援を受けらるものや寮などで生活するところなどもあります。
通学制ならばこちらも好きな時間に行き、好きな時間に帰るということができます。
同じような悩みを抱えている子が多いので友人も作りやすいはずです。
しかし民間が運営していますのでお金が掛かります。
文部科学省の調べでは平均で以下の通りです。
入学金 50,000円
授業料(月額) 33,000円
決して安い料金ではないの入学を考える場合は両親でよく相談して決めてください。
私はフリースクールを検討はしていましたが、結局通いませんでした。
ですが、通っていた人から聞いた話では勉強に力を入れていたり、運動ばかりしていたという人やゲームをしていたという人もいました。
みんな家以外の居場所ができて楽しかったと言っていました。
合う合わないが子どもによってあります。
体験や見学などを行い子どもに会うフリースクールを見つけてください。
フリースクールの選び方がとても詳しく書いてある記事があったので紹介します。
入学を考えるときの参考にしてみてください。
ICT学習
ICTとは情報通信技術の略です。
要はオンライン学習のことを指します。
PCやタブレットがあれば自宅で手軽に勉強できるのが大きなメリットです。
最近は条件を満たせば学校への出席扱いになるものがあります。
その実績が確認できた2つのサイトを紹介します。
共通して言えることは
- 無学年学習システムという学年の範囲をさかのぼったり先取りして、個人に合わせて勉強できる
- ネットを通じて各スタッフのアドバイスや学習計画の指導を受けられる
すらら
主な特徴
- 子どもから大人まで誰でも利用可能
- 小中高までの幅広い学習分野に対応
- テスト機能の充実
- 月額10,000円前後とほかのサービスに比べ割安
クラスジャパン小中学園
主な特徴
- 不登校の小中学生が利用可能
- プログラミングや小学生の英語など新学習要領にも対応している
- 保護者専用の24時間ネット健康相談サービス
- インターネット上でサークルや部活に参加でき、友達が作れる
- 月額20,000円
外に出ることが難しい子どもや、勉強の遅れをカバーできるので選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
学習塾・家庭教師
こちらは詳しい説明はいらないかと思います。
料金は高いですが、前述したものを含めても勉強面では1番特化しています。
不登校におすすめしたいのは、自分の分からないところから教えてくれる個別指導の塾と家庭教師です。
正直できるなら始めたほうがいいと思います。
勉強が全てだとは思いませんが、もし学校に復帰しようとなった場合に復帰の壁として勉強の遅れがあります。
また高校や大学への進学を考えたときは必要不可欠なことなので、できた方が得は大きいです。
ですが経済的に負担も大きいですし、
まず勉強は二の次で子どもの心が元気になることが最優先です。
適応指導教室に通って余裕が出てきたら塾にも行かせたり家庭教師にお願いするなどのステップを踏むのがいいと思います。
選択肢はまだまだあります、始めてくれたらラッキーくらいに思っていてください。
私は高校受験のために、適応指導教室に通いながら個別指導塾にも行っていました。
受験では失敗もしましたが、高校に入学してからの勉強につまづかずに済み通っておいてよかったなと思いました。
最後に
以上になります。
補足としていくつか注意点を書かせていただきます。
学校外の施設を利用するには学校側とよく相談してから決めてください。
勝手に行かせててしまうと、出席扱いにならなかったりしてしまいます。
また不登校になってからすぐに「ほかの施設行ってみない?」などと言っても嫌がるでしょう。
しばらく休めば元気がでてくること多いので、何もやることがなく暇を持て余すようになってきたタイミングで提案するといいかと思います。
ご覧いただきありがとうございました。