不登校相談所

中学3年間の不登校経験から、同じような経験をしている子どもや両親の助けになればと思い発信します。

不登校を経験した私が伝える!やってはいけない対応5選

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こんにちは、とみおです。

 

ある日突然子どもが不登校になってしまったら、どう対応していいか分からないのではないのではないでしょうか?

 

最初は訳が分からずとにかく行かせようとすると思います。

ですが、間違った対応をしてしまうと親と子ども間でコミュニケーションが取れず溝ができてしまいます。親と子どもでコミュニケーションが取れないと考えにすれ違いが生じてしまい復帰は難しいでしょう。それどころか自体はどんどん悪化していくかもしれません。

 

私も不登校の時に両親と溝ができてしまい、なかなか考えを伝えられず苦労しました。自分ではこう思うけど親に言っても理解されないだろうと若干あきらめてました。

 

このように両親と溝ができてしまうと親子で話すと言い合いになり解決の道が見えなくなってしまいます。

 

そこで今回は私の不登校の経験からやってはいけない対応を5つ紹介したいと思います。



 

やってはいけない対応

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やってはいけない対応は下記の5つです。

 

  • 無理に行かせない
  • 問い詰めない
  • 怒らない
  • 励まさない
  • 学校の話をしない

 それぞれ解説したいと思います。

 

無理に行かせない

 

最初は親としても動揺して無理に行かせてしまうかもしれません。学校に行きたくないと言い出すのは、理由も分からず突然やってきたりします。急に言い出すとただ「行きなさい」としか言えないでしょう。 

 

ですが無理に行かせても、子どもが行きたくない理由の根本的な解決にはならないでしょう。行きたくないのは親へのSOSです。

 

苦しんでいて助けてほしい、それでも学校に行けと言われたら誰も頼る人がおらず、一人で抱え込んでしまいます。最悪なのは自殺まで追い込まれてしまうことです。まずは休ませて子どもの安全を確保しましょう。

 

 

 

問い詰めない

 

不登校になる理由は様々です。

  • いじめ
  • 人間関係
  • 成績不振
  • 家庭環境
  • 無気力

 理由がはっきりしているならいいですが、結構多いのが無気力です。これは上記のような要因が少しずつ積み重なり無気力になってしまいます。本人も理由が分からない事がほとんどです。ですので「何で行きたくないの?」と聞いても分からないと言われたり、答えてくれなかったりするでしょう。

 

両親や他の人に話すことはとても勇気がいります。心配をかけたり問題が人間関係だとあまり探りを入れられたくないものです。

 

理由も分からず学校に行かないことに納得できないはずです。気持ちは分かりますが、問い詰めずに子どもから話してくるのを待ちましょう。

 

 

 

怒らない

 

不登校になるとこんなことでイライラしてしまうと思います。 

  • 学校に行かない
  • 朝起きようとしない
  • 家に居ても何もしない
  • 勉強しない
  • ゲームやスマホばかりやっている
  • 何も話してくれない

家で元気そうにしていたら怒りたくなる気持ちはわかります。問題ないなら学校に行ってほしいと思うでしょう。ですが、不登校や休みがちになるということは心が弱っています。

 

あなたにこの苦しみを理解してもらい、休むことを許してほしいのです。

 

親と子どもでケンカになってしまうのが良くないです。子どもは自分はどうしたいなどの考えを両親に言ったら、また怒られたり否定されるのではないかと思い、言いにくくなってしまいます。

 

怒りっぽい人と優しい人だったら後者の方が話しやすいでしょう。人間は誰でも考えを否定するかもしれない人とは付き合いたくないはずです。 

 

解決には両親と子どもが自分の考えを言いやすい関係が大切になります。最初はイライラしてしまうかと思いますが、怒るのではなく子どもに寄り添ってください。

 

 

 

励まさない

 

「頑張れ」や「あなたならできる」など何とか励まして行かせようとすると思います。しかしこれはただ辛いだけで逆効果です。なぜなら子どもはすでに頑張っています。励ましではなく助けがほしいのです 

 

いきなり学校へ行かなくなることはそうありません。多少嫌なことが合っても最初は行けると思います。しかし問題が解決しなかったりして、ある時限界が来るのです。そうして行きたくなくなります。

 

最初は両親に心配かけまいと、頑張って学校に行っていたはずです。しかしあるとき急に全てが嫌になったのだと考えられます。

 

頑張れと言われても、今まで頑張ってきたしこれ以上どうしたらいいのとなります。

また必死に励まされると自分が情けなく思えてきます。

 

必要なのは行きたくないことを理解してあげ、寄り添って今後の助けをしてあげることです。

 

 

 

学校の話をしない

 

こちらからは学校の話は避けてください。学校に疲れてしまっているので十分な休息が必要です。

 

しかし学校の話や今後どうするかの話をされたら休んでいる気がしません。明確な答えが出ておらず、自分でもどうしたらいいのか分からないのです。それを理解してあげないとただプレッシャーをかけているだけです。

 

休まないといけないのに学校の話をされると急かされているようでゆっくり休めません。ですので、まずは学校の話をしないことが大事です 

 

両親としては無駄に時間が過ぎていくようで、もどかしいかもしれません。ですが、とにかく元気を取り戻すのが最優先です。

 

ただ、もし子どもから学校の話をしてきたときはじっくり話を聞いてください。

 

 

 

必ず家族で共有を

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必ず家族全員でやってはいけない対応を共有してください。あなたが気を付けても他の家族が対応してはいけないことをしてしまうと子どもは深く傷つくでしょう。

 

こういう時に言われたことは大きくなっても覚えているものです。私も上に2人兄弟がいますが、不登校の時に色々言われたことを覚えています。

 

これがきっかけで兄弟のことは嫌いになりました。今もあまり変わりありません。家族の中が悪化するきっかけにもなってしまいます。他の家族にも理解してもらってください。

 

 

最後に

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不登校になってしまうと両親はかなり動揺してしまうと思います。前兆はあるのでしょうが気づけないことがほとんどです。

 

初期対応は今後の過程に移るのでとても大事になってきます。

もし間違った対応をすでにとってしまったのなら時間は掛かりますが、今からでも大丈夫です。